管理人の独り言
管理人の独り言

ある方が私のHPを『時々微笑ましく覗いてます』と言われた。
過去にもそんな方がいてWEB上に公開しているからには、ある程度の覚悟して
書いているがたが、改めて面と向かって言われてしまうと
ちょっと気恥ずかしいものがある。
こんなつまらぬブログなど読みたくもないと言う方もいるだろうから、
出来るだけ目立たないようにひっそりとリンクしているが何故かみつかる(笑)

眼鏡

ちょっと格好よく言えば…
私は絵かきである前に一人の生身の人間でありたいとう思う。
そのためには見栄も余所行きもなくあるがままの自然体でなければならない。
絵かきの日々は特別なことは何もない。つまらぬ事に悩んだり落ち込んだり、
そうかと思えば些細な事に感動する。
他人は他人と思いながら、その他人の言動に失望したり勇気づけられたりする。
知らぬ顔をしていれば憎まれもせず誤解もされずにすむ。
しかし、八方美人にもなれそうにないごく平凡な人間である。
なんでもおおぴらにせず、少しは謎の部分があった方がよいのかなと思うが、
所詮不器用で化けてもすぐボロがでるのでそれも出来ず、
恥をかいたらそれはそれで仕方がないと諦めるしかないと思う(爆)
それはブログばかりではなくHPの全ての事柄についても同じである。
聞けば描く絵と本人とのギャップがあるらしいので…
『申し訳ありません』と誤るべきか?(笑)



【2010/08/18 11:27】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
汗だくの棚卸
大阪夏の陣は在庫調べから…

今年の個展で使える額縁を在庫から探す作業で汗だくになる。
このチェックをやっておかないと、余計な額縁を再度注文してしまう。
水彩画は作品によって微妙にマット巾が違ってくるので、
額縁屋さんには申し訳ないが、経費節減の為に大きなものは無理でも
小さなサイズは自分で切っている。
今はコンピューター制御の機械で切るらしいが、昔はそれ専門の職人さんが居て、
45度の傾斜で切るにはケッコウ技術がいる。
貧乏絵かきは出来ることは自分でやった方が幾らかでも安くなるのだ(笑)

作品の制作とは別に、一回分の個展には細かな諸々の作業が沢山あって、
その優先順位を間違えるとロスが大きい。
案内状の印刷手配やらその発送の準備と、これからの3ヶ月間は逆算カレンダーを
にらみながら例年綱渡りの様な日々が暫く続くのである。
何もしないでこれだけに掛かり切りになれれば話は別だが、
私の場合3日に一日は通常の教室業務もあって時間は有るようで無い。
慣れているとは言え、状況は毎年同じではなく100日間はあっという間に過ぎてしまう。
果たしてゴールの11月18日に辿り着けるだろうか…。

そんな戦争の様な状態なので、HPの管理にも手が回らず一時停止になる。
せめてこのブログだけでもと思うが、それも更新できるかどうか分からない。
もし止まっているようであれば、皆さんには上記の理由からと思って頂ければ幸いである。
何事もひとつの事を達成するには、産みの苦しみが伴うのは当然で、
半端な気持ちでは達成感も味わえない。


【2010/08/17 12:02】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(-) |
日本の水彩画
日本の水彩画

水彩女流画家の大家古賀春江が水絵について次のように言っている。
===================================================================
材料の性質上、多分に日本在来の墨絵と似通っているから煮詰める絵である…
水彩は弱くていいのだ。弱いのがその稟性だ…長編小説でなく詩歌だ…
自由にして柔らかにして而してセンチメンタルな情調の象徴詩だ。
そのつもりで見て欲しい
===================================================================
私はこの一文を読んでなるほどと思った。
水彩画は水と絵の具による画面上のせめぎあいによって偶然出来上がる要素が多い。
ある意味手に負えないところがあって面白いのである。
無理をして人為的な手を加えようとすると途端に自然な美しい流れが壊れる。
画家はそれを知りながら、その偶然が起こることを遠巻きに予測、或いは
コントロールして更なる偶然を導き出そうとするところに水彩画の妙がある。
内なる宇宙と画面を凝視しながら如何に我慢をするか…
まるで禅の修行のようだが以外に近い部分がある。

書や水墨画の世界に古くから溌墨(はつぼく)という技法がある。
溌墨は、墨を溌(そそぐ)とあるように、淡墨で大体の図をつくり、それが乾かないうちに
勢いよく濃墨を溌ぐと墨の濃淡の変化で立体感や生動感が表現される。
この中国の山水画の技法は禅にも通じ、それは単に偶然ではないと思う。

私は日本画も水墨画も描いた事は無く具体的に意識してもいない。
あくまでもヨーロッパから伝わった洋画の一分野として捉えているが、
結果的には日本に根付いた水墨画の伝統と、精神性とが加った西洋には無い
日本独自の透明水彩画になったと理解している。
古賀春江が語たように『水彩は弱くてセンチメンタルな情調の象徴詩』こそが
日本独自の透明水彩画だと思っている。
紙を染める・空気感・マイナスの描法等々と私の以前からの持論も
まんざら間違ってはいなかったのかもしれない。

ハリスト聖教会
【函館:ハリスト聖教会】


【2010/08/11 11:30】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
素描と本画
料理家の『まかない』

店のメニューには出してはないが、食事時に内輪が食べる料理のことをまかないという。
余り物の食材料で作ったとはいえこれが結構美味しいらしい。
ならば何故メニューに加えないのか?それはやっぱりまかない料理だからで、
お金を取って出す料理ではないというのが作った板前の言い分かもしれない。
何が違うのか。基本的には同じ料理で美味しければよいと言っても、
器も有り合わせで、何の飾り付けもなしでは完成度の点からみてもまかないは、まかないで
口の肥えた常連客が幾ら絶賛をしたところで、プロとしての仕事として、
店の正式なメニューで出せないのも頷けるのである。
またプロとしてのそんなプライドのようなものを認めることが出来てこそ、
口の肥えた常連客といえるのではないだろうか。

ラフ画

話を転じれば、絵画にも『素描とスケッチ』というものがある。
本画作品を描く為の下準備に描く為のエスキースという場合もあるが、
同じ画家の手によるものなら、全てが作品と呼べるのかと言えば、やはり目的の違いからも
同じではないというのが一般的である。
本来は公開すべきではないもの…すなわちメニューには載せないまかない料理と同じものを、
美術愛好家や批評家が絶賛するのは自由である。
しかしその先に本画の作品が存在することを理解できなければ、
単なる無責任な評と言われても仕方がないのではないか。
プロにはプロとしての秘しておきたい制作のプロセスがり、それは一部の人を対象とせず、
広くその他大勢の人達に果たすべき仁義のようなものである。
自ら描いたものに作家自身の責任が持てなくなって、他の誰が責任を持ってくれるだろうか。

確かに気負い無く描かれたスケッチにはそれなりの素晴らしさがあることも認めなければならない。
過去の大家が、下絵に描いたラフなスケッチはそれ自体が既に作品の領域に達している。
実はそのことが重要なのだ。画家はけしてそれを作品として公表するつもりはなく、
ゴールに至るまでの過程の作業で描いたに過ぎない。いわば楽屋裏のようなものだ。
その隠れた部分の真剣な足跡が積み上げられ、昇華されたものが本画作品だと思うと、
その気迫の凄さに接した我々が感動するのも当然と言えば当然なのかもしれない。
更に言えば、一人の作家が何時どんな処で何をどの様に描いたとしても、
全てが作品に通じる軌跡で、それを読み切ることが観賞する側に出来ているのか。
或いは描く立場になれば、その自覚が出来ているか否かだと私は思う。




【2010/08/11 11:23】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
目からウロコ?
目からウロコ

書店でよく『プロの裏技』と称したノウハウ本をよく見掛ける。
その道の専門家から短期間で何等かのテクニックが学べるという類のものだ。
料理の玉ねぎの切り方や、植木の上手な育て方ならそれも分かるけれども、
絵を描く描き方にまでとなると…。
初心者にも分かり易く説くことは否定はしないが、
それを実戦した者は皆同じような絵を描くことになるのだろうか?
もちろん個々の個性が加わり全く同じにはならないにしても、
どこか画一化されたものが出来上がるような気がしてしまう。
絵を描くとはそんなものではないはずで、一足す一が二に成らないのが表現の個性。
表面上の技術を幾ら小手先でマスター出来ても、
それがどれ程の満足感に繋がるのかと疑問に思う。
憧れの技法をなんとか身に付けたいと思う気持ちも分からなくもない。
しかし本来プロたる者が長年培った独自の裏技をそう容易く公開するとは思えないし、
裏技と称してはいても、案外にその世界では一般的(常識)だったりすこともある。
知らなかった故に一時は目からウロコが取れたとしても、
また別のウロコが目に張り付くものだ。
絵を描くとはそんな繰り返しを自力で如何に解決出来るかである。
それこそが自身が表現し得る直球技となるのではないだろうか。


【2010/08/08 01:53】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
鳴らない風鈴

朝の早い時間、あれだけ鳴いていた蝉も
陽が昇って昼間になるとピタリと鳴き止む。
そして日暮れにはまた鳴き出す。
蝉にとってもこの酷暑は堪えるのだろうか。

記録破りの猛暑、昔は27度もあれば充分夏の暑さだったが、
今では30度でも涼しいと感じる。
夏は暑いものと相場は決まってはいるものの、
部屋の中で熱中症になるのは異常としかいいようがない。
景気が冷え込み、気候が温暖化する…
冷房完備が原因なのか、人は家の中に引き篭もる分
要らぬエネルギーを使って自滅の温暖化現象に拍車をかけるのか?

風鈴

そういえば…昔は開け放した家の中を自然な風が通り抜け
何処からか風鈴の音が聞こえて、それだけで充分涼を感じたものだ。
蝉の鳴き声が騒音に変わり、夕立がゲリラ豪雨に変貌する。
夏の暑さを敵に回す時代ひとつを取ってみても
自然が序々に我々人間の手から離れて行くような気がする。
それはそのまま人間の本質までを狂わせる傾向にあるのかもしれない。

『母さん、ボクのあの夏は何処へ行ってしまったのー』

【2010/08/05 12:30】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
道具に凝る
道具に凝る

どんな世界でも同じかもしれないが、
一般的に男性は何かにつけて道具に凝る傾向がある。
女性はその点感覚的なのか、経済優先なのかあまり凝らない(笑)
珍しい道具を見付けるとやたらと使いたがる人が居る。
特にまだ誰も使ってないものを手に入れたりすると、今度は人に見せたくなる(笑)
研究心旺盛でとことん研究し尽くして自分のものにするのならまだよいが、
意外にこれが長続きせず、飽きてまた別なものを見つけては手を出すのである。
よくホームセンターなどで、ご主人が『コレ面白そうな道具なので買う』と言えば
傍の奥さんが『前にも似たもの買ったでしょダメ!』と一喝されている光景を見かける。
所詮男にはどうも未知なるものに興味持つ性分もあって一概には言えないが…。
カット1
絵を描く者もその例外ではなく、新しい画材等を見つけるとすぐに飛びつく人がいる。
良い仕事をするためにも道具もそれなりの方がよいとは思うが、
それはその道具を使いこなせてこそはじめて値打が出ることである。
これを使うと少しはましな絵が描けるかもしれないと期待を持つのも分かるが、
それでもし絵が上達するのであれば、世の中は絵かきだらけになってしまう(笑)
本命は描くことで道具に凝ることではないはずなのだ。
情報過多の時代では誘惑されるのもある程度仕方のないことかもしれないが、
その度に画材屋を儲けさせる必要もないと思うけれども。

貴方もTVショツピングがあるとすぐにメモの用意をしませんか?
身の回りに使わない訳の判らぬものが沢山あるのでは?(笑)


【2010/08/03 15:29】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
甘い誘いの手
また営業

『私○○出版の××と申します』という突然の電話。
『実はこの度弊社から新たに各先生方のお作品を収録させて頂いた本を出版…』
私はまたかとピンときたが、暫く黙って説明を聞いていた。
『つきましては、作品1点の掲載料としまして11万を…』
案の定営業だった。私はついでに電話の相手に
『どこでこちらの住所を調べたのですか?』と聞いてみた。
するととよりにもよって20年も前の某美術団体の古い出品目録からとのこと。
最近では個人情報保護法で、無闇に住所氏名は公開出来なくなり、
そこで20年も前の図録から探し出したのだ。
そんな古い名簿が頼りの営業自体いかにもお粗末であきれ果てる。

ホトトギス

しかしこんな輩は結構今もいるもので、法外な金額でも中には自分の絵が本になると聞くと…
日本人は本や活字には弱い。出版と聞いただけで信用してしまう。
だが詐欺まがいの怪しいところがあるのも事実である。
これは何も美術関係ばかりではなく、何等かのきっかけにして密かに名誉や金儲けを
考えている人の心の隙間に言葉たくみに忍び寄るのが上等手段。
勿論私は『11万頂けるのでしたらお受けしますが』と丁重に断った。
オレオレ詐欺よりはましだと思うけれども、目星をつける相手を間違ったか(笑)
みなさんもお気をつけて。

【画像:ホトトギス】
【2010/08/01 00:30】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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Author:コンドル
透明水彩画のブログです。
絵を描くことは感動を見つけ出すこと。その時々に出会った想いを備志録的に綴ります。




■変なHNですがネットを飛び回るには便利な南米の鳥です(笑) 観掛けはこんな姿でも、いたって小心者です。 気まぐれな更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。

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