感動は作り出すもの
非日常的な旅先では、普段はあまり考えないことを考えるようになる。
独りで旅に出て広大な自然と対峙することは、私にとっては貴重な時間な時間で
漠然としたり鮮明になったりしながらも、これから次に進むべき方向が見えてくる。

カンコーヒー

生きることのすべてが、平凡な日常の生活があってのことと解ってはいても、
それでも絵描きは精神までが俗化してはならない。
理想と現実の狭間を綱渡りのように生きていくのが絵描きだからだ。
日常見失いがちな大事な道しるべを極寒の雪の中で、形でも色でも無い
『我が心のありよう』を探しているような気がする。
錯覚かもしれないが、その錯覚を具体的に自分のものにしなければ作品は描けない。

とは云うものの、魂が震えるほどの感動などには、そう簡単には巡りあえない。
絵描きは何かの形を借りて(探して)、それを画面の上に造り上げるものだと思う。
如何に現実離れしていようが、描き手にそう見えたのなら、紛れも無くそれは現実だが
それを第三者にも伝えれる表現の技量があってこそ、初めて感動という入り口に
自分自身も立てるのではないかと思う。
【2012/02/27 12:16】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
パソコンが街に出る
携帯電話の普及と進化は目まぐるしく、今ではPCの端末機並みの機能を具えるようになったり、
にipatなるもので猫もシャクシも掌の中ネット。20年近く前のPCは形も嵩張り値段も2~30万も
していた。それでも画期的な画面操作の出来るWIN95が出たときは花火まで上がった。
仕事は別として、個人で始めて持ったPCは狭い自室の部屋から未知の世界を開くような期待と
ドキドキ感が確かにあった。ところが端末が小型化されると同時に街の外にまで
PCが持ち出されゲーム感覚で操作されるようになった。あろうことか大学入試の試験会場から
PCを操りカンニングを試みる若者までが現れた。
本来の目的が何であったのかは別として、入試も手軽なゲーム感覚で捉えられてしまう。
電車の中で

何が便利で何に価値を置くかは個人の判断だが、利用者が不特定多数になった場合の情報は、
当然ながら中味が希薄で画一化される。電車の中で座席に座る男も女も皆携帯の画面に食い
入る光景はある種の不気味ささえ感じる。
創意工夫とか自分なりの個性とは、本来他者からは一歩離れた孤独な中から生まれるものだと
私は思っている。他人と同じ事をやっていなければ安心感が持てないようでは、その結果責任も
当然ながら独りで持てる訳がない。携帯電話でありながら殆ど声で話さずメールで済ませる
そのぶん世の中が静かになって良いのかもしれないが、言葉に心が篭もり難いメールで
人とのコミニケーションが済んでしまうのも薄ら寒くて、
例えば簡単で事足りるカップラーメンばかり食べていると、
味覚がおかしくなり敢えて美味しいものも食べたくもなくなるようなものだ。
食べるとは単に腹が膨れればよいというものではなく、いつ何処で何を誰と食べるかが
有ってこそ食事ではないだろうか。
そう言えば最近は電車の中で新聞を読む人の姿を見掛けない。
隣で新聞を広げられる迷惑が無くなったのは良いとしても、アイポットの画面を
ペラペラと動かす人が無言で並ぶ光景は不気味というよりも一億総引き篭りのような光景。
必要な情報を何か別な事をしながらついでに得る。本を探して活字を読むこともなく、
視覚から必要な部分だけを無駄なく取り出せることは便利で早いかもしれないが。。。

全てがお膳立てされた事柄を、それとなく(苦労なく)手に入れたところで、
それが果たして生きた情報にどれだけなるのだろうかと疑問が沸く。
カップラーメンばかり食べ続けて、知らないうちに栄養失調ではあまりに情けない。

【2012/02/13 18:33】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
偶然の出会い
今年も冬の北海道に取材に行った。
何時も事前に何の下調べもせず行き当たりばったりで出掛ける為、
偶然思わぬ場所に出くわす事がたまにある。
例えば
映画の撮影に使われたロケ地など。
元々北海道は広々とした自然が多いので当然なのかもしれないが、
今回もまた歌手一青窈のヒット曲『ハナミズキ』をモチーフにした同名の映画で、
新垣結衣主演(ヒロイン平沢紗枝役)の生家として使われていた家が、
そのままの状態で保存されていた。

私がこの尺別(しゃくべつ)という無人の駅に降り立ったのは、
荒れ果てた村の雪に閉ざされた冬の海岸が汽車の車窓から見えたからで、
そんなことは全く知りらず、廃屋が点在する人気のない道を
絵になるポイントを探しながら歩いていると、
ひとりの老婆の姿をみつけ話を聞くとその映画のロケ地だったとか。
当然私もそれを目当てに訪れて来た観光客と思ったらしい。

無人ながら駅の大きさから見て、昔は結構賑わっていたらしいが、
今は人の住む家は僅か三軒だけになってしまったとか。
撮影のロケ地になるだけあって、気候のよい季節には花も咲いて
のどかな風景だろうと想像は出来たが、
今のこんな冬場には流石に訪れる人影は誰もない。
駅の時刻表で次の列車は2時間後、その間何枚かのスケッチしたついでに
撮った画像がコレ↓
はなみずき

富良野の『北の国から』
磯虎の『ぽっぽや』
そして今回の尺別の『ハナミズキ』
どの地も大勢のロケ隊がこの地に長期滞在していた壮観なさまを
ひとつの観光の目玉にしたいという地元の思いも解るが、
それも今は『兵たちの夢の跡』で
どの地も過疎の波に歯止めが掛からない厳し現状は共通していた。

わざわざ事前に調べてまで訪れるほどではないので、
偶然こうして出会うとひとつ得した気分になるのは事実。
『はなみずき』が一体どんな映画だったのか・・・
旅から帰ったら一度DVDでも借りて観て見たいと思いながら
私はまた次の汽車に乗った。

【2012/02/06 11:51】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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透明水彩画のブログです。
絵を描くことは感動を見つけ出すこと。その時々に出会った想いを備志録的に綴ります。




■変なHNですがネットを飛び回るには便利な南米の鳥です(笑) 観掛けはこんな姿でも、いたって小心者です。 気まぐれな更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。

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