白い雪の魅力

雪が降ると交通は乱れし足元は滑るし良いことなど何もありません。
自然現象のことなので文句を言う相手もありません。
なのに、たとえ一瞬なりとも雪を観ると『わー雪だあー』と子供の様に歓声を上げたりもします。
その歓声は春の桜の満開を目にしたときとは少し違う。一体何が違うのか?
全てのものを白一色で覆い尽くすからでしょうか。
それとも寒さ故に気持ちが緊張するからなのか。
寒いと震えて何かと不便で私なんかとても雪国では住めませんが、それでも深々と
舞い降る雪が辺りを徐々に白い景色に変えてゆくさまはなんとも綺麗でです。
個人的な見解なのですが、どんな色彩よりも白という色が一番美しいと思っています。
(白を色と定義するかどうかは別にして)
年に数回冬の季節に雪が降るという現象を目の当たりにすると、
人間は潜在的に普段と違った美意識に目覚めるのではないかと思います。

DSCN3306 (580x400)

歌手の加藤登紀子は、旅好きは何故か最果てへと向かうと言い、
特別なものは何もないのは森進一の襟裳岬。
寒さの中に灯りが点り、ウミネコの声と波音を聞くと矢代あきの舟歌が聞こえる。
どうやら寒さの中に身を置くと誰もが詩人になれるのかもしれません(笑)
それはともかく、
まだ誰も踏んでない白い道に初めて自分の足跡をつけた子供の頃の感触は
今も鮮明に残っています。
雪の白さはゼロからの始まりに通じて余計なものを一時的に覆い隠して
モノクロの世界にして人工的な風景を一度リセットしてくれるのではないかと思えます。
雪の殆ど積らない大阪に生まれ育った者の単なる憧れか、
それとも無いものねだりに過ぎないのかもしれませんが、
勝手な思いをあれこれと巡らせて私は間もなくまた冬の大地に旅立ちます。


【2014/02/16 10:12】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
なにもかもが紙一重の違い


 気ぜわしく気短に描くと水彩画は濁りやすい。
反対に慎重過ぎると面白味のない絵ななる。
手際よくそして待つときはじっと我慢する、これが水彩画には必要だ。
『手際』は表現力『待つ』は精神力。この両輪が上手く絡み合うと理想的だが、
なかなかうまくいかないことの方が多い。
個性は癖の表裏一体で、大胆と雑いも違う。
緊張と緩和のバランスが大事で、どちらか一方に偏った絵もつまらなくなる。
何年描いていても透明水彩は難しいと思う今日この頃。
天才ばかぼんのオヤジのように、
何もかもこれでいいのだ!と言ってしまえたら楽なのだが。。。



【2014/02/06 15:16】 コンドル流水彩画考 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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