私の筆ロゴ
■もう30年近く前に、知り合いのGFデザイナーが作ってくれたロゴ。
彼は大阪万博の桜のマークをデザインして有名な大鷹事務所に勤めていた。
単純な形でインパクトがあるこのロゴが気に入って、以来各種の印刷物には今も使っているが、
後にある画材店主がこのロゴを見て『これは〇〇社の▽△という筆ですね』と一目で判った。
餅屋は餅屋と言うが、そんな大昔にこの筆をモチーフにした彼のセンスに改めて関心した。
筆ロゴ
昔何かの縁で繋がった人は、後には皆それぞれ大物になっているという話しをよく聞く。
革命の志士から始まり、小説家や音楽家、実業家や研究者等々の分野こそ違えど、下済みでまだ無名の頃には熱き理想を時を忘れて語り合った仲間が、やがてはそれぞれの分野で大成しているのは単なる偶然とは思えない。ましてお互いの未来を計算しての繋がりではなく純粋な縁(えにし)だけで引き合った者同士。時には良きライバルとなり時には無二の友人となりながら、自身の道を突き進んだに違いない。共有の時間を共に過ごしたそのことが、未知の人生に始めて光彩を放つのかもしれない。

友人のそのデザイナーは今も現役で頑張っている。
久し振りに会ったとき『昔と変わらないなあー』と言ってくれたことが何故か無性に嬉しかった。




【2014/03/30 22:12】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
AⅠDMA(アイドマ)の法則
Attention(注意)Interest(関心)Desire(欲求)Memory(記憶)Action(行動)
この頭文字を取ったもので、主に商品のマーケティングに関して如何にものを売り込み、消費者を
購入にまで導くかを心理分析したものをアイドマの法則という。
デザインやマーケティングに携わる人はご存知し思うが、私もこの法則をデザイン(グフィック)を
勉強をしていた若い頃に知った。絵描きになって水彩画を描くようになったが今も時々思い出しては作品作りの参考にしている。つまり消費者を観賞者と置き換えれば、絵の表現にも充分に約に立つ法則なのである。

絵を観る者はその絵の中に何を求めいるのか?
ハッとする(注意を引く)ものが画面の中にあって、そのインパクトが強ければ作品は作者のメッセージに気付いてれる。その印象が残り、また次の作品にも期待を持ってくれる。
描き手の表現(主張)が観る側に100%届かないこともあるが、それは表現技術の未熟さや、時代の求めに作者の意図が合わず、自己主張だけが強く表に出たことが原因であったりする。
『それとて芸術だ!』と主張するのなら話は別だが、なんの関心も示されなくても平気で居られる者などいるわけはない。それには何等かの原因があるはずだと客観的に分析してみることも必要で、その為にもこの法則は結構役に立つのである。
あまり観賞者側の心理を意識し過ぎると、描き手の本来の主張が弱まり、単に大衆に『媚びた』作品となることもあるが、大衆の心を捉えてこそ表現者であることも事実で、それは幾多の先人達が残した作品が証明している。彼等もまた自らの中に何等かの法則を見出して実践したのかもしれない。



【2014/03/24 18:24】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
厳父の言葉
■ある一人の絵描きの卵が美術の好きの大手建設会社の社長に、一度絵を持ってくるようにと言われた。そこで気に入られれそうな絵を数点選んでいそいそと出掛けて絵をみせると『この程度の絵なら、高校生でも描ける』と一笑されてしまった。
密かな期待が一瞬に壊れ、情けなく落ち込んでいた絵描きの元に後日小包が届いた。中には高級酒と『健康に気をつけてこれからも頑張りなさい』というメッセージが添えてあった。

褒める事は誰でもできる。しかし厳しいことはなかなか言えないもだ。
まだ駆け出しの未熟者を仮に褒たとしても何の糧にもならない。それよりこの世界はそんな甘いものではないことを知らせた方が後々の為になる。そんな社長の意図を推測し厳しい眼差しを感じた絵描きの卵は『これからは媚びた絵は描かない』と心に決めた。月日が流れ水彩画家となってからも魂までは売り渡さないことをポリシーのひとつに据えようになっていた。

実はこれは私自身の昔の体験である。どんな些細な出来事や、一期限りの出会いであっても、必ず何かの意味があり、人生を大きく決定することもある。そのひとつひとつをどう受け止めるかは本人次第だが、どうせならマイナスではなくプラスに捉えた方が得で、恨んだり、謗ったりしてみても何の得るものはない。まして感謝の思いなど到底湧くわけもない。そんな意味からも厳父のような厳しい言葉が今も心に残っている。



【2014/03/23 22:56】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
必要な無駄
■私はよく自分の絵の説明をするときに『貧乏絵描きなので3色だけで描いてます』と冗談を言う。 確かに色数は沢山使わないが、けっして本当に絵の具が3色しかない訳ではない(笑)
正確に数えたことはないが手元には常に100色以上はあって、それをフルに使って描いている。 少ない色数で描いたように見せる為には、どうしてもそれだけの絵の具の準備が必要なのである。

筆も大小数十本あるが、使うのは2~3本で後は殆使わない。では必要ないものが何故有るのか? これも陰で支える為に必要なのである。 無駄でも、気休めでもなく車のガソリンの様なもので、余裕が無ければ目一杯に走れない。 残りを心配したり、無理をして誤魔化さないためにも『余分』『余力』が有るのと無いのとでは結果に大きな違いが出る。 贅沢といえば贅沢なことかも知れないが、この一見無駄のようにと思えるような準備が(環境も含めて)微妙に描く作品に現れるのである。

例えばたかが20分足らずの夕焼けの一瞬を描くために、私は離島まで往復数日をかけて出掛ける。 ただそれだけの為に大半が無駄かもしれない。しかしその無駄が無ければ描く事が出来ず、 結果は無駄ではないのである。 限られた色数で描くためにも、その何十倍の絵の具が必要で、無いから使えないのと、有っても使わないとでは全く意味が違ってくる。
明らかに意味も無い無駄は単なる価値の無いムダである。だが余裕が無ければ描く絵にも品が無くなる。これ見よがしに贅沢に描くこともまた同じ結果ともなる。要は貧すれば鈍すで精神までがギリギリでは良い作品が生まれる訳がない。たとえ明日食べるものが無くても、作品を描く為の環境だけは万全に整えておきたい。それが私なりの作家としての基本的な考え方なのである。

【コンドル流水彩画考(15)より抜粋】



【2014/03/18 13:56】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
節操

国語辞典で調べると

『節義を堅く守って変えないこと』と書いてあった。

それがないことを節操が無いと云う。

つまり自分の主義主張に一貫性や責任感もなく不誠実な人間のこと指す。

今の時代には八方美人的な人間は結構多い。

だがいくら処世術とはいえ、日和見や他人の顔色を覗うこの種の人間は

信頼性が乏しく、反対に不器用でも愚直に信義を貫こうとする人には安心感がある。

こんなごく当たり前のことが出来ない時代は

どちらにしても自他共に悲しいことだ。




【2014/03/14 20:10】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
臭いものには蓋
臭いものには蓋をしたくなり、
いい匂いの蓋は開けたくなるのも当たり前の感情だと私は思う。
臭いものに蓋をしようとするのは卑怯だとばかり、
他人の失態をことさらほじくり出して、鬼の首でも取ったように喜ぶ者も居るが、
どうもそれは三流下衆の正義感のようで私はには関心できない。
目をそらす訳でも、無関心でもない。
敢えて醜くい知る必要の無いことを知ろうとするよりも、
自分も他人も心が少しでも心豊かに幸せになることを探し求めた方が
人間的にも健全なような気がする。

あんた、あの子のなんなのサと横浜銀蠅の歌が頭をよぎる。



【2014/03/12 11:39】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
潔さ
昔お昼のTV番組で全身体当たりコントを見せて一世を風靡したコント55号の
コメディアンの萩本欽一さんが体力の限界から舞台を引退すると発表した。
生涯現役と口で言うのは簡単だが、老化は確実に進む。
絵描きに当てはめて言うなら、
筆が思う様に動かなくなってしまってはどうにもならない。
そんなことを思うと身につまされる。
自分の限界や潮時など萩本氏でなくとも誰も認めたくはない。
たとえ気持があっても、
一本の線が若い頃のように引けないようでは既に絵描きとは言えない。
『命』とする事が適わなくなるのは辛いことだが老化は容赦がない。

絵描きのプロであるお前はその時どうする?と自問自答する。
たとえ定年があるわけではないにしても、潔い引き際をふと思った。


【2014/03/10 22:16】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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透明水彩画のブログです。
絵を描くことは感動を見つけ出すこと。その時々に出会った想いを備志録的に綴ります。




■変なHNですがネットを飛び回るには便利な南米の鳥です(笑) 観掛けはこんな姿でも、いたって小心者です。 気まぐれな更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。

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