日本語の美しさ
■絵描きの私が日本語云々するのも変な話だが、自分の思いを伝えるということからすれば、
絵もひとつのメッセージである。言葉はその国の自然風土や文化と密接に関係している。
四季の移ろいの様に美しく奥深い響きを持つ日本語は素晴らしい。だから絵も日本語で伝えたいと私は思っている。
ところが最近はその日本語が乱れて、なにもかもがカタカナで何語なのかよくわからない。
或は若者が感覚的に発する擬音、擬態語がやたら氾濫して耳に付く。時代の流れで仕方がないのかもしれないが、もっと自国語を大切に使えないものかとつい思ってしまう。
偉そうに言うほどの国語力があるわけではないが、せめて自分では日本語の持つ情感を少しでも作品に込めたいと心掛けている。

轍(余呉)

語らぬが察して知るべし冬の華/なぜここに誰が決めしか一筋の道・・・
少ない言葉でも情景がおぼろげに浮かんでくるような,そんな日本人の描く絵は所詮日本画で洋画にはなることはない。
歌い手は声をマイクに、小説家はペンで原稿用紙に、絵描きは筆で画面にそれぞれの思いを込めて伝えようとする。それを疎かにしては、本来の仕事は果たせないのではないだろうか。



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【2014/04/01 11:17】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(2) |
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  • 作品とともに語られるコンドルさんの言葉にただただ 感心するばかりです

    このタイトルになっている「轍」意味深いですね

    作品への思いは人それぞれ・・ということでお許しいただけるものとして
    アシアトを残させていただきます
    この風景を眺めていましたら 輪廻転生という言葉が浮かんできました(本来の意味とは違っているかもしれませんが)
    誰かがつけた轍を辿って 歩む道のり 重なることもあれば
    少し外れることもある
    巡り廻っていつかまたこの地に帰って来る
    いくつになっても ふるさとは忘れがたき、、、です

    【2014/04/08 22:53】 url[一人静 #UtuPlLkU] [ 編集]
  • コメントに気付きませんでした
  • ★一人静さん
    投稿に気付きませんでした。
    慣れないPCのため通知メールを見落としてました。

    この作品は滋賀県の余呉の冬ですが、相当昔に描いたものです。
    携帯電話がまだ普及し始めた頃で、こんな所からでも通じると驚いたものです(笑)
    そんなことはともかく、やっぱり雪を描きたくて寒い中を出掛けました。
    恐らくこんな景色はもう見ることが出来ないだろうと思いますが、一人静さんが仰る通り、雪道に残った轍に人の気配や人生を思いました。
    人はまた無意識(潜在的)のうちに、ひとつの方向へと導かれているのかもしれませんね。伺えば一人静さんの故郷もこんな情景が広がる所とか、それぞれの思いを重ね合わせてご覧になることが絵の観方で、そんな作品を一枚でも多く描くことが私たちの仕事だと思っています。
    ぬかるんで辛い雪道だからこそ歩いた足跡も残せると思えば、足取りも軽くなるかも。

    遅いResで大変申し訳ありませんでした。<(_ _)>

    【2014/04/09 08:50】 url[管理人コンドル #WstX4HDY] [ 編集]
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