絵描きの独り言


■私は元々が作品作りは孤独な格闘技だと思っていて

独り黙々と悩みながらの作業であって

その姿(過程)をみせてどうこうするなんて事は考えない。

ハングリー精神とか、内なる情熱の発露などと云う言葉が

今や死語になり、青春や退廃も、夢も希望という言葉も

遠い空事の様に聞こえてしまう時代になってしまった。

学校の裏庭にあった焼却炉から、燃やす前の短くなった鉛筆

それを拾ってきてわら半紙に絵を描いていた様な少年は

どうしても今の変化について行けないことが多い。

ジュンブライド

特殊な能力(才能)は認めるものの

芸術は見世物やパフォーマンスとはチョット違う。

驚きの技術を見せて注目させる手法を最近よく見掛ける。

確立された演劇の発祥は大道芸から始まったとするなら

アートもさほど変わらないかもしれないが・・・

世の中が進化して便利になるとその表現方法も

昔では考えられない事が出来てしまうのも時代の流れか。

確かに薄暗いアトリエの一室で、ランプの灯りを頼りに

食うや食わずの貧乏絵描きが絵を描く様な時代ではなくなった。

逆にそんな土壌からは全く新しい発想のアートが出現するのも

不思議なことではないが。。。

目立った一発芸は一時はもてはやされてもすぐに消える。

それが今の世相でも、長い歴史の延長なら

それもまた仕方のないことかもしれないのだが。

失われた自然と同様に、人間本来の性質(精神)も

一度失われると元へは戻せない。

天然のエネルギーより効率の良いと言われ

原子力へと転換された結果、どれほど多くのものが失われたことか。

科学や文化の本来目指すべきは人々の幸福であり、

その理想を忘れたところから、狂いが生じて

やがて徐々に崩壊が始まる。。。

私は名も無い一介の絵描きで、なんの力も無い人間である。

しかしそれでも疑問は疑問として問える自分でありたいと思う。

周囲がどうであれ、自分は自分で不器用でも時代遅れでも構わない。

マイナーを売り物にもしたくないし、他を押し退けてまで前に進みたくも無い。

愚直に自分らしくありたいと思っても

今の時代ではこれも一種の独善的だと言われかねない?




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【2018/05/29 08:54】 日々の呟き(日記) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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絵を描くことは感動を見つけ出すこと。その時々に出会った想いを備志録的に綴ります。




■変なHNですがネットを飛び回るには便利な南米の鳥です(笑) 観掛けはこんな姿でも、いたって小心者です。 気まぐれな更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。

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